みなさんもご存知の通り、アパレル業界は他業界と比べるとブラック企業が多い業界です。
できることなら、面接前にブラック企業を見抜き回避したい…。
そんなあなたにブラック企業とホワイト企業を見極める方法をご紹介します。
もちろん今回ご紹介するものが全てではないですが、この記事のたった3つを知ることで、きっとブラック企業というババを引いてしまう確率はかなり軽減するはずです。

僕は今まで4回の転職をしてきました。
企業情報はおそらく100件以上、面接は30社、内定も10社くらいはもらってきました。
それらを見て、経験していく中で、ブラック企業だなと感じる企業全てに共通することを今回ご紹介していきます!
是非目を通していただき、今後の転職活動の参考にしていただければ幸いです。
アパレル業界のブラック・ホワイト企業を見極める3つの方法
1.企業口コミ(クチコミ)サイトを確認する

まずは、大定番である企業の口コミサイト。
これは何かというと今まで働いたことのあるスタッフが、在籍中もしくは退職後にその企業の評価をするサイトです。
会員登録が必須となりますが、情報の一部であれば、非会員でもみることができます。
ですが、非会員で見られる情報はほんの一部…。
会員登録をしないといけないため、躊躇されていた方も多いと思います。
ですがここでは登録してでも、これから書類選考や面接をする企業の口コミを確認する必要は絶対にあります。
もうこれ以上、ブラック企業などの嫌な会社にいたくないですよね?
因みにですが、企業口コミサイトはほとんどマイナスの評価がされていることが多いです。
何故ならこれを書くほとんどの人が、在籍していた会社の文句を言う場になっているからです。
企業の口コミサイトを見るときの注意点としては下記が挙げられます▼
- 悪口じみた内容はスルーする
- なるべく色々な人が共通して発言している内容を参考にする
特に大きなアパレル企業は、投稿者のほとんどが販売員の方です。
そんな方でも本部に対しての意見を残している優良なコメントもあるので、出来る限り細かくチェックしましょう!
僕がお勧めする企業口コミサイトは「転職会議」というサイトです。
ここは企業口コミサイトの最大手で明らかに他の口コミサイトと企業数や投稿数が桁違いで内容も細かい、しかも登録は無料、もうここ一択です。
転職会議の特徴
- 企業登録数18万社以上
- 「成長・将来性」「安定性」「給与水準」「やりがい」「企業理念と浸透性」「入社難易度」「福利厚生」「教育・研修制度」の8項目の口コミをそれぞれ掲載している
- 企業概要・売上推移など、会社の基本情報も掲載されている
▼転職会議はこちらから無料登録できます▼
2.実績の記載がない求人票の情報

求人情報に実績を記せない企業というのは、会社PRにやたらと情熱的な言葉を並べて求人票を美化しています。
会社の実績というのは、パッと見でその会社が安定しているのかをみることができます。
また、アパレルでは特に、以下の情報もチェックすることをおすすめします。
- 平均残業時間
- 年間休日(週休制度)
- 雇用形態
- 福利厚生(社割制度など)
- 時代にマッチした販売チャネル

上記は求人票で大体は確認できます。
求人票をチェックすることもとても大切なことなんです!!
また、記載があったとしても気になる項目は面接時に聞く方が後々問題になり辛いですよ!
平均残業時間
求人票には「平均残業時間」という形で記載されていることが多いです。
残業時間が多すぎるのは論外ですが、全くないところは逆に疑いましょう。
全くないなんてことは、あり得ないですからね。
残業がほぼ無しの会社がそれでも業績を出していて、働き方が仕組み化されていれば問題ないと思います。

残業がなくても結果を求められる、欧米化の会社もあります。
そうなると結局持ち帰って、家で遅くまで残業する羽目に…、ということもあるので要注意!
自分のライフワークバランスを考えて自分に合った残業時間を見極めることが大切です!
年間休日(週休制度)
年間休日は法律で下記に通り示されており、このルールを照らし合わせると、年間休日の最低ラインは1日8時間勤務の場合、105日と計算されます。
(休日)第三十五条
使用者は、労働に対して、毎週少なくとも一回の休日を与えなければならない。
前項の規定は、四週間を通じ四日以上の休日を与える使用者については適用しない。
労働基準法 e-GOV
105日以下なら論外!! 105日に限りなく近い場合は、少し疑いましょう!
雇用形態
雇用形態も重要です。
最近では「契約社員」という雇用形態も少なくないですが、「契約社員」より「正社員」の方が条件としては良いので確認しましょう。
ローンを組む、特に住宅ローンを組む時は「正社員」の方が審査が通りやすかったりします。
またこれからの転職活動でも正社員雇用されていたと記載できた方が転職活動に有利に働くことも少なくありません!
福利厚生(社販制度)
福利厚生では社会保険などは絶対条件ですが、社販制度は意外と重要です。
販売員は特に「ユニフォーム支給」があるかも確認するようにしましょう!
時代にマッチした販売チャネル
地味に重要な項目ですが今時、店舗販売しかない、もしくはECサイトに力を入れていない、という会社はないと思います。
もしそんな会社に出くわしたら、迷うことなく逃げましょう。
ECサイトの売上規模を把握することはこれからの企業の実績に直結する、今後のデジタル時代でとても大切なことなので、面接時に必ず質問するようにしましょう!!
3.知人に聞いてみる

アパレル業界は意外と狭いもの。
学生時代の友人や仕入れ先、同じ館に入っている販売員の知り合いに聞いてみるのも良いでしょう。
仕入れ先が10社あれば、そのうちどこかはその企業とも繋がっているはずです。
そこと商売をしている企業であれば、社風も見えてくるので思い切って聞いてみるのは絶対アリです。
僕は気の知れた仕入れ先から多くの情報をもらったお陰もあり、ブラック企業への転職を幾度も避けて通れました。
番外編 就職四季報

本気で転職を成功したい方は、課金することにはなりますが、「就職四季報」を購入すると良いです。
就職四季報とは、多くの経済メディアを扱う「株式会社 東洋経済新報社」から出版されている企業情報がみっちり書かれている書籍です。
5000社以上の「業績」「平均年収」「有給の取得」「残業時間」「開示度とNA」「3年後離職率」などの超有益情報が会社ごとに詳細に記され書籍になっているため、信憑性の高い内容になっています。
アパレルというよりも大手企業を中心に記載されているので、アパレル大手に就職を希望されている方は、チェックしてみても良いかも知れません。
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さいごに
ブラック企業を見極めて、後悔しないポイントを紹介しました。
紹介した通り、意外とすぐに見極めることができることばかりだったかと思います。
冒頭でも記載した通り、この作業を省略したら、せっかく転職を成功させたのに、またブラック企業に入社した、なんてことは本当に時間の無駄で、後悔することになります…。
自分が後悔しないためにも、書類選考前・面接前・最悪でも内定前には必ず、上記の3つは実践してください。
あなたの転職が成功することを願っています。
それでは今回はこの辺で、失礼します!!
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